塩かげん

目分量で、ご飯を作る。


ごく普通に、お味噌汁でもいいし、

パスタを作るのでもいい。


出来上がった時に、

「うん、こういう味!」

と、思いながら

美味しく食べるには、


お湯を沸かすとき、

塩や、カツオぶしや昆布を入れるとき、

野菜を切るとき

などなど、

それぞれの段階で、

ちょうどいい

「手加減」をする。


演奏も、似ています。


こういう音を出そう。

と思って、鍵盤に実際に

触れる時、思ったのと違う音が

出てしまってびっくり!

と、ならないように、

日々練習しているんだな。

と、気づきました。


子供でもすごいなと

思う子は、最初から

そうやって出す音を

思い描きながら

練習してきている。


逆に「家ではちゃんと弾けるのに、

レッスンでは弾けない」

と言い訳をする生徒さんは、

音楽の「外に響く音」だけを

聴く練習をしてきたのだと思う。


「どんな味にしたいのか」を

イメージできると、

状況や材料が少し違っても

美味しく作れる。


楽器が鳴る音を聞いて、

それを使って練習すると同時に、


どんな音が聴きたいのか、

楽器が鳴る一瞬前、一瞬前に、

いちいち、いちいち、

全部の音で、全部の段階で、

イメージしながら

日々練習する。


音が楽器から生まれる前に、

音を体感する練習を

してみると、

丸一日、スマホなしに

音楽を再生する力も

だんだんつけられます。

(いらないか)

25 views

Recent Posts

See All

2020年春の日記

3月1日(日) 教会で、子供達に「砂漠を40日歩こう」の歌を教える。 私の仏語の発音を一つ、小さい子が(小さい声で)直してくれた。 か…可愛い〜。心がほっこりした、受難節第一週の日曜日。 3月2日(月) オルガンコンサートのアシスタント。 フランツ・リストの作品を聴いていたら、 疫病の多い時代、リストも苦労したよねと急に思う。 数日後に日本に行く予定なので、午後は春服を何枚か買った。 でも、音楽院

間(ま)のことは、 音楽の人も 文学の人も ダンスの人も、 いつも考えている。 美術の人も 考えているらしい。 武術の人も スポーツの人も 考えていると聞いた。 間とは何か? 音楽では 音がない時間 と定義できる。 自然に存在する沈黙と違い、 音楽の間は、 音と音で区切られた沈黙になる。 オルガンはリリースを 指をあげるだけでできるので、 間の前の音の長さを 精密にコントロールできる。 すると 次

© 2023 par Jus de Fruits. Créé avec Wix.com

  • Instagram
  • YouTube - Gris Cercle
  • Gris Twitter Icon
  • Facebook - Gris Cercle