紙一重

ペンキの色見本があった。


メーカーにより、それぞれが提案する

ごく灰色味の少ない白。


色見本を、

めくっては、違う、

めくっては違う。


そう思いながら

ようやく、

「その白」に

出会う。



人の写真を見ていた。


景色により、

季節により、

どの写真も違う。


その中から

奇跡的に

好ましい一枚を

見つける。



どうして、そのひとつだけ、

他とは違うのか?


どうして、それ以外にない、と

思うのだろう?


欲しいだけの光と

欲しいだけの影が

ちょうど備わっている。


しっくり来る場所と

しっくりこない場所の

違いは本当に小さい。


紙一重で、

目の前に現れる

奇跡の一瞬。

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